■かまえ(ジャ遊)■
ジャ遊。
サテライト時代。かまってにゃんこ(^_^)
「・・・・遊星」
「なんだ」 呼びかけると、遊星は振り返って答えた。 用が在るなら早く言えと言わんばかりの顔に、頭が痛くなる。 このまま知らん顔をして此処から出て行きたい。 しかし聞かねばなるまい。 「・・何故お前は何も着ていないんだ」 「洗濯したから」 タオルを一枚腰に巻いただけの遊星は、ごく簡潔に答えた。 一応確認のために訊ねる。 「全部か」 遊星はこくりと頷いた。 「普通は一枚くらい残しておくだろう!」 「いっぺんに洗った方が合理的だと思ったんだ」 確かに合理的は合理的かもしれないが。 「だからと言って着ているものまで洗うか?!素っ裸で居るなんて、どういう神経をしているんだ!」 「別に男所帯なんだし問題ないだろう」 ジャックの怒声を気にすることもなく遊星はさらりと流した。 此処に来る人間といったらラリーやナーヴたち、いつものメンバーで、男ばかりだ。 遊星の言うことも一理ある。 しかしこの格好を他の人間の目に曝すのは、ジャックの方で不都合があるのだった。 「これで外を歩くつもりはない」 「当たり前だ!!!」 そんな格好で外を歩いたら本気で変質者だ。 ジャックは回れ右をして自分の部屋に戻るとシャツを持って即効で戻ってきた。 その白いシャツを遊星に投げつける。 「着ていろ!」 頭から被ったシャツにのそのそと腕を通しながら遊星が言った。 「大きい」 「オレのものだ。当たり前だろう」 「袖が長くてボタンが留めづらい」 まず袖を折ればいいだろう! 怒鳴ろうとしたジャックは寸でで其れを止めた。 ジャックのシャツを羽織って、両手が出ないまま小首を傾げてこちらを見ている遊星をうっかり可愛いとか思ってしまったからではない。 断じて、ない。 仕方なくジャックは袖を折ってやった。 「ほら、コレでいいだろう」 「ん」 遊星は顎を少し上げた。 当然ボタンもジャックが留めてくれると思っている。 何故其処までしてやらなければならないんだ。 大体コイツは頭も良いほうだし、手先も器用で大体のことはこなせるくせに、何故時々こうやって異常に手をかけさせるのか。 まるでかまって欲しいと言わんばかりに。 ボタンを留めろとばかりに顎を上げて待っている遊星が まるで 自分でネコじゃらしを運んできて「遊べ!」と要求するネコのように見えた。 手のかかる子ほど可愛いというヤツか。
かまってにゃんこ遊星たん(笑)本人自覚ナシ。 にゃんこが「あそぼ!」って寄ってきたら 無視できるネコ好きは居ないよねってハナシ(そんなハナシ?(^^ゞ) しかしマッパという時点で他のお誘いな気も・・(笑) いやジャックは脱がせる過程が好きなんだよ(そんなハナシ?!(^^ゞ)
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