■瞳(ジャ遊)■
ジャ遊
サテライト時代。短いです。
ジャックは椅子に座って、Dホイールの調整に余念のない遊星の後姿をぼんやり眺めていた。
遊星が動くたびにあの独特の髪型の跳ねているところがぴょこぴょこするのが気になる。 ジャックは立ち上がると、しゃがんだ体勢の遊星の後ろに近づいて、その髪を押さえるように撫でた。 急に頭をかき回されて、遊星が抗議の視線を向けてくる。 大好きな機械弄りを邪魔されて、機嫌が悪い。 遊星は、口下手で無口だ。 今も特に言葉で不服を述べるでもなく、ただむっとジャックを見上げている。 目は口ほどにものを言うというが、遊星の青い瞳を見ていると、まったくその通りだと思う。 別に、言わなくともわかる。 コイツには食事時以外に口なんて必要ないんじゃないか。 そんなことを考えて、すぐ打ち消した。 楽しげな笑いを浮かべるジャックを遊星は不審そうに見上げている。 その姿勢のまま、顎を固定して口付けてやった。 口が無くてはキスも出来んからな。 「何なんだ、ジャック。お前はいつも唐突過ぎる」 唇が離れた後、遊星が不満そうにようやく口を開いた。 しかしその瞳は、その言葉とは違う色を帯びている。 「キングはチャンスを逃さないものだ」 ジャックは笑ってそう言うと、もう一度遊星に口付けた。 END 隙あらばちゅーするキング(笑) 遊星たんの都合はもちろん考えない。 キングだからな!(笑) でも遊星たんもジャック好きだからさー ねぇ?(なに)
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