■ぷらんつろぐ■
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「ぎゃあ!」
夜、水を飲もうと台所へやってきたらば、運悪くヤツと遭遇してしまった。
夏場によく台所辺りに出没する、黒光りする、例のアレ。
急に現れたヤツに我ながら情けない声を上げてしまったが仕方あるまい。
オレに付いて台所へやってきたクロウは初めて見る虫に興味津々だ。
「ちょ、まてクロウ!!触るな!捕まえるな!!」
慌てて抱き上げる。
ウチのクロウときたらやんちゃ坊主で虫だのトカゲだの捕まえるのは朝飯前だ。
捕まえるだけならまだいい。
絶対にオレに見せにくるのだ。
ネコかお前は!
騒ぎに気が付いてやってきた遊星までしげしげとソレを見ている。
しまった遊星も新しいものには興味があるタチだった。
「遊星!お前も触るなよ!!」
「やかましいわ!」
パーンといい音がした。
何時帰ってきたのやらジャックがスリッパで奴を仕留めた音。
つかお前其れオレのスリッパじゃねえか!!
***
この後虫が死んじゃって涙目のプランツたちに
死んだ虫は悪い虫なんだ害虫なんだと説明するのに一苦労する。
スリッパは捨てます(笑)
11.09.03
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