■「キミの隣で」(斎エド)■ 斎エド。斎王さまがアニキのところへ行った後。
与えられた病室へ戻ってきた斎王をエドの泣きそうな声が迎えた。
「何処へ行っていたんだ、斎王」 もちろんエドは泣いてなどおらず、むしろ怒っているかのようだったが、心配させてしまったのだとわかる。 言えば心配するだろう、と何も言わずに出て行ったことが返って仇になったようだ。 斎王は素直に詫びた。 「すまない、エド。十代のところに行ってきたんだ」 「十代の?」 ベッドの方へ向かおうとして、少しよろけた。 足元が覚束無い。 ホンの少し出掛けただけだというのに、この有様だ。 エドが素早く駆け寄ってきて支えてくれる。 「大丈夫か、斎王」 「ああ、ありがとう、エド」 礼を言いながら苦く笑う。 自分は、何も出来ない。 斎王をベッドへ寝かせながらエドが言った。 「ボクも近いうちに十代に会ってくるよ」 思わずその腕を掴んだ。 「エド」 「あそこは今、とても危険なんだ」 エドはもちろんそんなことはわかっているだろう。 あの島で、十代の周りでまた何か起ころうとしているのだと。 そしてそれを伝えるために自分が出掛けていったのだと。 実際、何もない空間を裂くようにして現れた、ミスターTなどと名乗る男に、斎王たちは襲われたのだ。 あの島は危険なのだ。 それをすべて十代に押し付けておいて エドには其処に行かないで欲しいと願っている。
斎エド 斎王さま再登場!!ってことで。 エドが一緒じゃなかったのはやっぱ心配させないように黙って出てきたからだと思います。 まだ療養中な斎王さまをエドが一人で出かけさせるわけがない。 療養所へ見舞いに行ったら斎王さま居なくって エドはものすごく心配してると思う。 エドはOPにも出てるし そのうち来てくれると思います。 斎王さまも早く元気になって エドが無茶しないように守ってあげて欲しい。 2007.10.28
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