遊アス遊+凌牙遊アス遊遊アス遊遊アス遊遊アス遊



 

遊アス遊+凌牙

正直、何故遊馬が此れほどまでにこの凌牙という少年に執着しているのか理解出来ない。
彼は、遊馬の幼馴染である小鳥という少女や、学校の友達である鉄男や委員長と違って、毎日顔を合わせる存在ではない。
つまり、それほど親しい間柄ではないと推測する。
その上彼はもうナンバーズを所持していないのだ。
アストラルは彼に興味が無い。
デュエリストとして確かに強いし、其処については興味があると言えるが、遊馬ほどのこだわりはない。
エスパーロビンこと風也のような、辛い寂しい、といった感情を彼は抱えているようにも見える。
しかし風也の時のように、進んで彼を助けたいとも思えない。

まあつまり平たく言えば、何となく気に食わない、のだ。
遊馬が彼に執着しているのが。

何となく、という説明のつかない感情をアストラルは正直持て余しているのだ。

***
其れを人はヤキモチを焼いていると言うのですアストラル!(^O^)/

11.06.22

 


 

 

遊馬・アストラル

「…アストラルお前、やっぱ猫嫌いなんだろ」
道を歩いていて猫に遭遇した時、コイツはさり気なく人の後ろに隠れるのに気がついてしまった。
キャッシーのこともちょっと苦手みたいで、喋っているとやっぱり少し隠れるように避けてる気がする。
猫が怖いだなんて、面白れーな。
『…そんなことはない』
アストラルはオレに弱みを握られるのが嫌なのか、そんな風に言った。
そんなこと言ったってバレバレだっての。
『…あの音声が嫌なだけだ』
「えー可愛いじゃん」
嫌がるのが可笑しくてもっとからかってやりたくなる。

「にゃーん♪」

まねき猫みたいに手ぶりも付けて猫の鳴き真似してやると、アストラルは人の顔をマジマジと見て言った。
『…確かにキミが言うと可愛らしいな』
な、なんだよそれ!

***
猫苦手アストラルと
にゃんこの鳴き真似する遊馬くん
にゃんこ遊馬なら好き(^−^)

11.06.15


 

 

アストラルと遊馬

『遊馬テレビを付けてくれ』
「はいはい」
偉そうな上に五月蠅くて気に入らないけれど、アストラルはリモコンに触れないのだから仕方ない。
リモコンだけじゃなくたいていのモノには触れないから、本人は異世界から来た、と言い張ってるけど、やっぱり本当は幽霊なんじゃないかって思う。
記憶喪失のやかましい幽霊。
…迷惑。
それでもなんだか最近この幽霊が居ることに慣れてきた気がする。
寂しいとか、辛いとか。
言葉は知らなくてもその感情は知っている、と気がついたから。
『遊馬、あれは何だ』
テレビに映った映像を指してアストラルが言う。
「あーあれはなー」
知ってることは全部、教えてやらなきゃいけない。
その感情には名前があるんだよって教えてあげなきゃいけない。

そんな風に思う自分の感情の名前は、まだ知らない。

***
はよ仲良くなれ〜〜

11.06.08

 


 

遊馬とアストラル

 

『遊馬、テレビを付けてくれ』
「はいはい」
やっかいな幽霊はリモコンに触れないものだから五月蠅いったらない。
それでも遊馬は言うとおりテレビを付けてやった。
テレビの前に座って「エスパーロビン」が始まるのを待つアストラルの隣に同じように座る。
『キミも見るのか』
「おー!風也の活躍みとかねえとな!」
『そうか』
そういうとアストラルはあっさりテレビに意識を戻した。
OPから真剣に見ているアストラルの横顔をそうっと覗き見る。
“彼は孤独だった。私には彼の気持ちがわかる気がする。”
風也とのデュエルの時にアストラルが言った言葉を思い出す。

遊馬には孤独、というのはわからない。
親は居ないけれど、姉も祖母も幼馴染も、いつでも誰か側に居てくれた。

コイツは、違ったのかなぁ。
しかしテレビを見つめるアストラルはいつもと同じ無表情で、遊馬には判断がつきかねた。

***
ちょっと仲良くなってきた、気がする。

11.06.01

 


 

遊アス遊

「何かお前と喋ってると小馬鹿にされてる気がするんだよな」
なんか偉そうに喋るデュエリストの幽霊、もとい、自称・異世界から来たアストラル。
覚えていない、知らないことばかりのくせに、言動すべてが上から目線、な気がする。
『コバカとはなんだ。バカの子供のことか』
「何だよ馬鹿の子供って!」
そして訳のわからないことを言う。
『川など淡水域に住む大型の草食哺乳類』
「そりゃカバだろ!!」
そんなこと知ってるくせに小馬鹿が分からないなんて筈がないのだ、多分。

『そうか流石遊馬だ』

それなのに真顔でそんな風に言うからムカつくのだ。

***
馬鹿にしてるつもりはない、多分(笑)

11.05.25

 


 

 

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